概要
OneSignal + MotherDuck統合により、MotherDuckデータベースからOneSignalへのカスタムイベントの自動同期が可能になり、ユーザーの行動に基づいた自動化されたメッセージングキャンペーンとJourneysをトリガーできます。 MotherDuckは、SQLのシンプルさで高速OLAP(オンライン分析処理)機能を提供するDuckDB-in-the-cloudサービスです。要件
- アウトバウンドメッセージイベント用のEvent Streamsへのアクセス(プランの制限と超過料金が適用されます)
- インバウンドイベント同期用のCustom Eventsへのアクセス(プランの制限と超過料金が適用されます)
- 更新されたアカウントプラン(無料アプリでは利用できません)
MotherDuck
- データベースアクセス権を持つMotherDuckアカウント
- 認証用のサービストークン
- イベントデータを含むデータベース
- 構造化されたイベント情報を持つテーブルまたはビュー
セットアップ
1
MotherDuckサービストークンを作成する
OneSignalがMotherDuckに接続するためのアクセストークンを生成します:
app.motherduck.comでMotherDuck Web UIにログインします- 左上のプロフィールをクリックします
- Settings > General > Access Tokensに移動します
- Create Tokenをクリックします
- 有効期限を設定します(または無制限のままにします)
- 生成されたサービストークンをコピーします
2
イベントデータを準備する
MotherDuckデータベースに適切に構造化されたイベントテーブルが含まれていることを確認します:
3
OneSignalに接続する
OneSignalで、Data > Integrationsに移動し、Add Integrationをクリックします。MotherDuckを選択し、次を提供します:
- Service Token: ステップ1のトークン
- Database Name: MotherDuckデータベース名
- Connection String:
md:your_database_name
4
データ同期を構成する
テーブルを選択するか、カスタムSQLクエリを記述して、同期するイベントデータを定義します:
イベントデータマッピング
をOneSignalのカスタムイベント形式にマッピングします:| OneSignalフィールド | 説明 | 必須 | |
|---|---|---|---|
name | event_name | イベント識別子 | はい |
external_id | user_id | ユーザー識別子 | はい |
timestamp | event_timestamp | イベントが発生した時刻 | いいえ |
properties | event_data | いいえ |
イベントクエリの例
処理モード
テーブルモード
MotherDuckデータベースから直接テーブル全体を同期します。OneSignalは自動的に列をイベントフィールドにマッピングします。SQLクエリモード
カスタムDuckDB SQLクエリを記述して、イベントデータを変換およびフィルタリングします:制限事項
- クエリの複雑さが同期パフォーマンスに影響します
- 大きな結果セットが同期速度に影響する可能性があります
- JSON解析には適切な列の型指定が必要です